2024.11.24
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、つくば市の長く空き家になっていた住宅にて、窯業系サイディング仕上げの外壁に多くの劣化状況を確認した現場調査の内容をお伝えいたしました。 今回は、前回の続きとなる破風や鼻隠し、軒天などの付帯部に対して行った調査…
前回のブログでは、土浦市の平屋住宅で実施した棟瓦取り直し工事の現場清掃と工事完成後の仕上がり状況をお伝えいたしました。
今回は、現場調査時に色あせやカビが目立っていた軒天へ行う塗装メンテナンスの進め方について徹底解説したいと思います。
▼前回までのブログ
・土浦市の中古物件の平屋住宅で漆喰の黒ずみやひび割れ、瓦の剥がれ落ちを確認した屋根調査
・土浦市の屋根調査で棟瓦のラバーロックを確認、ガイドライン工法による取り直しが決定
・土浦市で平屋住宅の合板の軒天に劣化を確認、木部用塗料による塗装前の現地調査
・土浦市の平屋住宅で行うガイドライン工法による棟瓦取り直し工事の進め方を徹底解説
・土浦市で屋根の漆喰にダメージがある住宅の棟瓦取り直し工事、棟部の解体から
・土浦市にて野地板への強力棟の設置と取り外していた瓦の南蛮漆喰を用いた復旧の様子
・土浦市の棟瓦取り直し工事で強力棟への樹脂製垂木取り付けと南蛮漆喰の充填の様子
・土浦市で冠瓦の設置、漆喰の劣化があった平屋住宅の棟瓦取り直し工事の様子
・土浦市の平屋住宅にて棟瓦取り直し工事が完成、現場清掃の様子と仕上がり状況をご紹介
現場調査の際、平屋住宅の合板を用いた軒天には、経年劣化による色あせやカビなどの症状が目立っており、お施主様もたいへん気にされていました。
軒天は、日光が当たらないので、湿気がこもりやすい場所でもあります。
湿気がこもりやすい環境は、表面塗装の劣化を加速させるほか、カビの生育に適した環境がつくられやすくなってしまいます。
また、今回のように、合板の軒天が湿気の影響を受けると、木材腐朽菌が発生し、いわゆる腐れを引き起こす原因となることはとくに注意しておかなくてはなりません。
木部が腐ると、物理的な性質が変化するので、耐久性が低下し、やがてボロボロになってしまうことがあります。
これを防ぐには、塗装などのメンテナンスを行い、湿気の影響を大きく受けないよう、防水性能が正常に機能する状態を維持していくことが重要になります。
今回行う軒天塗装メンテナンスは、大きく以下の流れで進めていきます。
・養生
・下地処理
・下塗り
・上塗り
・完成
塗料が付着してはいけない部分に対し、養生を施します。
サンドペーパーなどで古い塗膜や汚れなどの不純物を削り落とし、下地を整えます。
木部専用塗料を使って下塗りを行います。
下塗りが乾燥した後、同様の木部専用塗料を使って上塗りを行います。
養生を取り除き、上塗りを乾燥させたら完成です。
そして、今回使用する塗料は、木材保護塗料の「キシラデコール」です。
「キシラデコール」は、木部の深くに浸透し、内部から木材を保護する浸透型塗料であることから、塗装後にも木目の美しさや質感を損なうことがありません。
また、木部にとって深刻な問題である腐れやカビ、虫などを防ぐ効果も高いので、湿気がこもりやすい軒天には非常に適した塗料となっています。
なお、次回のブログでは、軒天塗装の養生と下地処理の様子について、ご紹介したいと思います。
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