2024.10.20
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、稲敷郡阿見町で実施している屋根葺き替え工事の板金役物周辺へのシーリング充填施工の様子をお伝えいたしました。 今回は、これまで行ってきたコロニアル屋根を用いた葺き替え工事のビフォーアフターについて、ご紹介してい…
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
前回のブログでは、土浦市の住宅で実施している下屋根葺き替え工事の瓦降ろしの様子をお伝えいたしました。
今回は、瓦本体を撤去した後、改めて確認した防水シートや瓦桟などの下地の傷み具合について、ご紹介していきたいと思います。
▼前回までのブログ
・土浦市で瓦がズレた下屋根の葺き替え工事、瓦降ろしの準備と近隣配慮と現場美化の様子
・土浦市で下屋根葺き替え工事の瓦降ろし、まずは湿式工法で設けた棟部の撤去から
・土浦市で重い瓦屋根から軽い金属屋根への葺き替え工事、既存の瓦剥がしや産廃処分など
下屋根の葺き替え工事を行うため、前回までに、既存瓦の撤去が完了しています。
瓦を撤去した後には、露わになった下地の劣化状況について、改めて確認してみました。
防水シートも瓦桟も経年による劣化が進み、ひどく傷んでいる様子がわかります。
仕上げ材の瓦は、非常に耐久性が高く、かなり長持ちする材料ですが、その下地も同等の耐久性が期待できるわけではなく、劣化により、もっと早く役割を果たせなくなってしまうことが一般的です。
また、屋根の防水機能は、瓦などの屋根仕上げ材だけが担当しているのではありません。
あくまでも屋根仕上げ材は一次防水であり、その裏側に回り込んだ雨水や結露水などから守る二次防水としての役割を担っているのは防水シートになります。
そのため、防水シートの著しい劣化は、そのまま雨漏りに直結しやすいので、とくに注意しておきたいポイントです。
瓦桟と防水シートの間には、「キズリ」と呼ばれる部材が使われている箇所が確認できます。
「キズリ」とは、その上に瓦桟を打ち付けることにより、瓦桟を浮かせて隙間をつくり、瓦の裏側に侵入した雨水などを流れやすくするための部材です。
瓦の裏側に雨水が侵入すると、どうしても瓦桟のところで留まりやすくなるので、瓦桟や防水シート、野地板などを傷めるばかりか、雨漏りを引き起こす原因にもなります。
しかし、「キズリ」を設置すると、水はけがよくなり、さまざまなトラブルを抑制して、屋根を長持ちさせる効果が期待できるようになるのです。
住宅の屋根は、瓦などの仕上げ材だけでなく、下地に用いられている材料が機能を発揮することで、雨水の影響から建物を守っています。
しかし、下地の状況はなかなか目にする機会が少なく、異常に気付いたときには損害が大きくなっていたというケースも珍しくありません。
そのため、とくに問題が生じていない場合であっても定期的に点検を行い、不測の事態に至る前に適切な対応を講じていくことが重要なのです。
なお、次回のブログでは、瓦桟の撤去と防水シートの敷設の様子をご紹介したいと思います。
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