2025.01.25
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、阿見町の住宅にて実施しているベランダFRP防水工事の脱泡専用ローラーを用いた気泡抜きの様子をご紹介いたしました。 今回は、FRP防水工事の仕上げ工程であるトップコートの塗布について、その施工の様子をご紹介した…
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
今回は、阿見町の住宅で実施するベランダ防水工事の進め方について解説したいと思います。
このたびの工事は、お施主様より「ベランダ防水が劣化しているので見てもらえませんか?」というお問合せをいただいたことがきっかけで決定したものです。
お問い合わせの前には、別の業者で外壁塗装をされていたとのことで、その業者から「防水工事はできない」と断られたことから、ご相談をいただきました。
▼前回までのブログ
・阿見町で色あせやサビが見られる貸倉庫の折板屋根塗装メンテナンス、高圧洗浄で下地調整
・阿見町の折板屋根塗装で防錆性に優れるプライマー「エポックマイルド」を用いた下塗り
・阿見町にて雨漏り対策として行う折板屋根塗装、高性能シリコン塗料で中塗りと上塗り
・阿見町の貸倉庫で行ってきた折板屋根塗装メンテナンスが完成、サビにも強い塗膜を形成
今回、住宅のベランダで行う防水工事は、FRP防水です。
そもそもFRP防水とは、ガラス繊維マットなどの補強材と液体状のポリエステル樹脂とを一体化してつくる防水層のことをいいます。
ちなみに、FRPは、繊維強化プラスチックを意味する「Fiber Reinforced Plastics」の頭文字から取った略称です。
そして、このガラス繊維マットを1層だけ設ける施工方法を「1プライ工法」といい、2層重ねる施工方法を「2プライ工法」といいます。
FRP防水のおもな特徴は、軽量で建物への負担が少ないにもかかわらず、非常に硬い防水層を形成し、優れた防水性や耐久性、耐摩耗性を発揮することなどが挙げられます。
その他にも、継ぎ目のないシームレスな仕上がりを実現できることもFRP防水の魅力のひとつです。
今回のFRP防水工事は、「1プライ工法」で行い、大きく以下の流れで進めていきます。
・プライマーの塗布
・ガラス繊維マットの敷設
・ポリエステル樹脂の塗布
・気泡抜き
・トップコートの塗布
下地を清掃し、必要な処理を施した後、プライマーを塗布します。
プライマーを乾燥させ、ベランダの床面にガラス繊維マットを敷設します。
ガラス繊維マットに染み込ませるように、ポリエステル樹脂と硬化剤を混ぜ合わせた混合液を塗布します。
ポリエステル樹脂の塗布後、内部に残った空気を脱泡ローラーで押さえながら抜いていきます。
エポキシ樹脂が硬化した後、仕上げ塗料のトップコートを塗布して完成となります。
なお、次回のブログからは、実際の施工の様子をご紹介していきますので、ぜひ引き続きご覧ください。
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