
2025.04.01
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、かすみがうら市の住宅にて実施しているベランダFRP防水工事のプライマー塗布工程の様子をお伝えいたしました。 今回は、ガラス繊維マットと液体状のポリエステル樹脂を組み合わせてFRP防水層を構築していく工程につい…

皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
前回のブログでは、かすみがうら市の住宅で実施しているベランダ防水工事の洗浄やケレンなどの下地処理の様子をお伝えいたしました。
今回は、フィラー材を用いて行った下地補修について、その施工の様子をご紹介したいと思います。
▼前回までのブログ
・かすみがうら市でベランダ防水の劣化のご相談、排水溝に苔やカビの繁殖も確認
・かすみがうら市の経年劣化が見られるベランダ防水工事、洗浄やケレンなどの下地処理
今回実施している住宅のベランダ防水工事は、現場調査の際、塗膜の剥がれやひび割れ、勾配不良など、さまざまな経年劣化によるダメージを確認しています。
そして、そのベランダ防水工事は、前回までに、洗浄やケレンなどの下地処理が完了しています。
この後は、新たな防水層を設ける床や立ち上がりに対し、ダメージを解消するための下地補修を行っていきます。
今回、使用する補修材は、日本特殊塗料のカチオン系フィラー「NTカチオンタイトF」です。
なお、カチオンとは、プラス電荷を持つ陽イオンを指していい、一方、マイナス電荷を持つ陰イオンのことをアニオンといいます。
この、カチオンとアニオンの電気的な結び付きを利用した補修材がカチオン系フィラーになります。
一般的に多いアニオンの状態にある下地に対し、カチオン系フィラーを用いて補修を行うことで、プラスとマイナスの電気的な結合力が加わり、強固な密着性が得られるという仕組みです。
ちなみに、フィラー(filler)とは、「埋めるもの」や「詰めもの」といった意味があり、凹凸がある下地を埋めて、平滑な状態に調整する補修材のことをいいます。
「NTカチオンタイトF」は、下地調整機能に優れ、FRP防水はもちろん、さまざまな建築仕上げの下地に対して、優れた接着性を発揮する補修材です。
早速、この「NTカチオンタイトF」を用いて、劣化によるダメージを負ったベランダ下地の補修を行っていきましょう。
ローラーやハケなどを使いながら、練り混ぜた「NTカチオンタイトF」をベランダの床や立ち上がりへ塗布していきます。
「NTカチオンタイトF」による補修が完了したら、材料が持つ下地調整機能により、新たに設けるFRP防水層の品質を高める下地として整えることができました。
この後は、プライマーを塗布した後、ガラス繊維マットとポリエステル樹脂を一体化してFRP防水層を構築していく工程となります。
なお、次回のブログでは、FRP防水工事のプライマー塗布工程について、その様子をご紹介したいと思います。
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