2024.09.13
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、牛久市の事務所建物のALC外壁にさまざまな著しい劣化を確認した無料点検の内容をお伝えいたしました。 今回は、前回からの続きとなる軒天や雨樋などの付帯部に劣化症状を確認した点検の内容をご紹介していきたいと思いま…
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
前回のブログでは、牛久市の事務所建物の折板屋根やパラペット笠木にサビなどの劣化を確認した無料点検の内容をお伝えいたしました。
今回は、前回の続きとなるALC外壁の点検について、その内容をご紹介していきたいと思います。
▼前回までのブログ
・牛久市にて事務所建物の折板屋根やパラペット笠木などに著しいサビを確認した無料点検
前回実施した、事務所建物の折板屋根への点検に引き続き、ALC仕上げの外壁についても行っていきます。
ちなみに、ALCとは、セメントや珪石などを原料とする軽量気泡コンクリートのことをいい、「Autoclaved Light weight Concrete」の頭文字から取ってそう呼ばれています。
発泡剤を加えることにより、内部に無数の気泡を有していることから、非常に軽量で、断熱性、遮音性、耐火性に優れるといった特徴を持つ外壁材です。
ALC外壁は、全体に色あせやチョーキングが見られるほか、ところどころにカビや汚れが付着している様子が確認できます。
これは、表面塗装の劣化により、防水機能が衰え、ALCそのものが雨水を吸い込んだことで生じているものと考えられます。
そもそもALCは、水分を吸収しやすい素材です。
そのため、表面に塗装を施すことで雨水の影響から守っています。
しかし、表面塗装の劣化が進行すると、ALCが吸水するようになり、カビが生えやすくなるばかりか、内部の気泡に浸透して重くなったり、断熱性や遮音性の低下を促したりなど、ALCのよい面を損なうようになります。
それだけ、ALCの塗装は重要な役割を担っているのです。
ALC外壁の本体には、大きな割れや欠けが見られます。
このような割れや欠けなどの症状は、雨水が入り込むリスクがきわめて高いので、適切な補修の後に塗装を行う必要があります。
また、仮に、ALC内部の鉄筋にまで雨水が到達すると、その鉄筋が腐食で膨張し、押し出されるように内側から破壊が起こる「爆裂現象」につながることもあるので、要注意です。
本体がひび割れて素地が露出しているような箇所も見られます。
このような塗装による保護が期待できない箇所は、雨水が入り込んで、ALCにダメージを与えるリスクは一気に高まります。
また、ALCの目地やサッシまわりにも複数のひび割れが発生しています。
これら部分は、コーキングを充填したその上に塗装を載せていることから、コーキングそのものは劣化しにくくなります。
とはいえ、ひび割れが生じると、そこから雨水が入り込むようになるので、ダメージは避けられないでしょう。
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