2025.01.14
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、かすみがうら市の平屋住宅にて実施している風切丸取り直しメンテナンスの南蛮漆喰を用いた土台形成の様子をお伝えいたしました。 今回は、取り外して保管していた丸瓦の取り付けなど、風切丸を復旧していく工程について、そ…
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
前回のブログでは、かすみがうら市の平屋住宅にて実施している風切丸取り直しメンテナンスの丸瓦取り外しの様子をお伝えいたしました。
今回は、風切丸の土台部分を南蛮漆喰で形成する工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。
▼前回までのブログ
・かすみがうら市の平屋住宅で天井に雨染み、雨漏り修理のための葺き直し施工前状況と敷地養生
・かすみがうら市瓦屋根でラバーロック工法が施されていた化粧棟の補修
・かすみがうら市の平屋住宅で青緑瓦取り外し、雨漏りの原因部分の修繕
・かすみがうら市の瓦屋根で雨漏りした屋根下地を新たな合板と防水紙で修復
・かすみがうら市で屋根の雨漏り修理、激しく傷んでいた瓦桟を樹脂製にて付け替え施工
・かすみがうら市の青緑瓦の復旧工事、屋根葺き直し工事でいったん取り外していた瓦修理
・かすみがうら市で劣化が進んだ屋根風切丸の取り直しメンテナンス、既存丸瓦の撤去
今回、行っている屋根の風切丸取り直しメンテナンスは、前回までに、既存丸瓦とその土台部分である葺き土や漆喰などの解体が完了しています。
この後は、風切丸の土台部分を南蛮漆喰で形成していく工程となります。
ちなみに、南蛮漆喰とは、通常の漆喰にシリコンや防水剤などを添加することで、耐久性、防水性をより高めたものです。
この強化された性能により、漆喰としてのみならず、葺き土としても機能するので、近年の屋根工事においては、欠かせない材料となっています。
また、南蛮漆喰には、白と黒の2色があり、黒色のほうが材料コストは少々安くなっています。
そのため、外から見える部分には白色を、一方、あまり目立たない部分には黒色をといった使い方が一般的です。
風切丸を取り外した位置に木材で型枠をつくり、南蛮漆喰を詰め込むことで、一体化した一直線の土台を形成していきます。
この南蛮漆喰を用いた土台形成により、これまでの葺き土でつくった土台とは異なり、経年劣化による漆喰の剥がれ落ちや葺き土の流出といった雨漏りにつながりやすいダメージもなくせます。
南蛮漆喰を詰め終えたら、完全に硬化する前に型枠を取り外します。
型枠取り外し後は、天端の高さが変わらないよう木材で押さえながら、コテを使って土台と瓦の隙間を埋めるよう丁寧に整えていきます。
南蛮漆喰を用いた風切丸の土台部が出来上がったら、いったん取り外していた丸瓦を復旧させていく仕上げの工程となります。
なお、風切丸の復旧工程の様子は、次回のブログにて詳しくご紹介いたしますので、ぜひ引き続きご覧ください。
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