屋根葺き替え工事の材料搬入工程

今回、住宅屋根の著しい経年劣化によって生じていた雨漏りの修理を行うため、葺き替え工事を行っています。

なお、その屋根葺き替え工事は、これまでに、既存の屋根を撤去した後、野地板の増し張り、防水シートの敷設、瓦桟の取り付けなどが完了しています。

この後は、いよいよ屋根仕上げ材である瓦材の葺き工程となります。

その前に、使用する屋根材の搬入から行っていきましょう。

今回の屋根葺き替え工事で使用する材料は、弊社所有のユニック車にて行っていきます。

屋根工事では、瓦や金属部材、合板など、重量のある材料を現場まで送り届け、さらに高所まで運ぶ必要があります。

このような搬入工程で活躍するのがユニック車です。

ちなみに、ユニック車とは、小型クレーンを荷台に搭載したトラックのことをいい、材料の運搬と荷揚げを同時に行えることから、屋根工事には欠かせない存在となっています。

瓦材や漆喰材など、重量の大きな材料は、手作業で持ち上げるのは危険かつ非効率ですが、ユニック車ならスムーズに屋根の上まで簡単に運べます。

また、荷台から直接吊り上げられるので、配送から荷揚げまでのスムーズな進行が可能となり、効率アップ、そして工期短縮にもつながります。

このように、ユニック車は、屋根工事の材料搬入における安全や効率を支える重要な機能を担っているのです。

ちなみに、ユニック車を使った作業は、一定の危険がともなうので、「小型移動式クレーン運転技能講習」や「小型移動式クレーン運転特別教育」など、吊り上げ荷重で定められた資格を取得した者が行う必要があります。

また、クレーンのフックへ吊り荷を掛けたり、取り外したりする作業に従事する場合も「玉掛け技能講習」の資格が必要です。

もちろん、弊社では、専門的な知識と経験を持つ有資格者により、安全な搬入作業を行っています。

材料搬入が完了しました。

この後は、瓦屋根の本体施工に進んでいきます。

なお、次回のブログでは、瓦屋根本体葺きの前に行った谷板金の取り付けについて、その様子をご紹介したいと思います。

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