皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。

前回のブログでは、つくば市の住宅にて実施しているベランダ防水工事のケレン処理の様子をお伝えいたしました。

今回は、ノロ引きによる下地処理工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。

ベランダ防水工事のノロ引きの様子

今回、住宅にて行っているベランダ防水工事は、塗膜剥がれやひび割れ、苔の発生など、経年劣化にともなう劣化を解消するためのメンテナンスです。

なお、今回行っているベランダ防水工事は、前回までに、高圧洗浄やケレンによる下地処理などが完了しています。

この後は、ノロ引きによる下地処理を施し、新たに設ける防水層の土台づくりを行っていきます。

ちなみに、ノロ引きとは、いわゆる「ノロ」と呼ばれるセメントペーストなどの材料を、コテやローラーを使って薄く引き、平滑で均一な下地をつくる工程です。

施工前には、床面に複数のひび割れが発生していましたが、ノロ引きによりこれらを埋め、凹凸を均すことが可能となります。

また、ノロ引きを行って下地を整えておくことで、下地と防水層との密着力が大きく向上し、施工後の防水層の浮きや剥がれを効果的に防げるようになります。

なお、今回、ノロ引きに使用するのは、アクリルカチオン系下地調整塗材「ミラクファンドKC-1000」です。

「ミラクファンドKC-1000」は、耐ひび割れ性や耐衝撃性に優れ、下地調整および仲介接着としての機能を発揮するセメント系フィラー材です。

早速、「ミラクファンドKC-1000」を用いてノロ引きを行っていきましょう。

「ミラクファンドKC-1000」の粉体に混和液や水を混合した材料を、ベランダの床面にローラーで薄く均一に塗布していきます。

このとき、ベランダ腰壁との取り合い部や排水ドレン周辺などに塗り残しが生じないよう、注意しながら行います。

ベランダ床の全面へのノロ引きによる下地処理が完了しました。

この後は、ノロを十分に乾燥させ、いよいよ防水層の施工へと進みます。

なお、今回行うのは、液体状のウレタン防水材を塗り重ねて防水層を構築する、ウレタン塗膜防水工事です。

次回のブログでは、ウレタン塗膜防水工事のプライマー塗布工程について、その様子をご紹介したいと思います。

ウレタン塗膜防水工事なら街の屋根やさんつくば稲敷店にご相談ください！