2024.12.03
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、つくば市の貸倉庫で実施している屋根カバー工事において、棟部への雨水吹き込みを防止する水止面戸の取り付けの様子をご紹介いたしました。 今回は、屋根カバー工事の仕上げ工程となるエプロン面戸および棟板金取の取り付け…
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
今回は、つくば市の瓦屋根の住宅にて実施した雨漏り調査の内容をご紹介したいと思います。
今回、現場調査を行ったのは、雨漏りが発生し、室内にも影響が出ているとご相談をいただいた住宅になります。
ちなみに、雨漏りが起こるのは、雨が強い日だけで、毎回ではないとのことです。
小屋裏に上がってみると、野地板やその他構造部が濡れている様子が確認できます。
建物の重要な構造部が雨漏りの影響で腐ってしまうと、耐久性を低下させ、建物寿命を縮めてしまう恐れがあるので、早急に雨漏りの原因を取り除く必要がある状況といえます。
それでは、早速、屋根に上がって雨漏り調査を行っていきましょう。
銅は、酸化すると、表面に「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる緑色のサビが発生します。
緑青は、銅の表面に保護膜を形成して、その内部がさらに腐食するのを防ぐので、銅の耐久性を高め、長持ちさせる効果を発揮します。
ところが、雨水が集中的に流れるような部分は、摩耗により被膜を剥がすようになり、やがて穴をあけてしまうことがある点では注意が必要です。
実際に、谷樋の複数箇所に穴が開いていることが確認できました。
このような穴があくと、そこから雨水が入り込むようになるので、その下層にある防水紙や野地板をも傷め、さらには雨漏りを引き起こす原因となります。
谷樋周辺の瓦を取り外してみると、雨水が流れ込んだ形跡も確認できました。
瓦の裏側に雨水流れ込んだとしても、防水紙が機能していれば、直ちに雨漏りを引き起こすことはありません。
しかし、防水紙も、経年とともに劣化が進行するのはもちろんのこと、とくに長期にわたって雨水の影響を受けているような環境では、劣化を加速させ、早期に機能を損ねるリスクが高まってしまいます。
現場調査の段階とはいえ、建物を雨水の影響から少しでも守るため、防水ブチルテープにて応急処置を施しています。
今回の雨漏り調査の結果を受け、その修理に関する提案および見積書の提出をしたところ、傷んだ谷樋をガルバリウム鋼板製のものと交換するメンテナンスを行うことが決定しました。
なお、次回のブログでは、既存の谷樋を撤去するにあたって行った周辺瓦の取り外しについて、その様子をご紹介したいと思います。
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