皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。

前回のブログでは、稲敷市の住宅にて実施している屋根カバー工法リフォームの金属屋根「スーパーガルテクト」を用いた本体葺きの様子をお伝えいたしました。

今回は、「スーパーガルテクト」本体葺き後に行った棟板金の下地となる樹脂製貫板の取り付け工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。

屋根カバー工法リフォームの樹脂製貫板の取り付け工程

今回、既存スレート屋根の経年劣化の解消と住宅建物の断熱性の向上を図るため、屋根カバー工法リフォームを行っています。

なお、屋根カバー工法リフォームは、これまでに、既存スレート屋根の上に防水シートを敷設した後、金属屋根の「スーパーガルテクト」を用いた本体施工が完了しています。

ちなみに、今回、使用している「スーパーガルテクト」は、エスジーエル鋼板と優れた断熱性を発揮する断熱材のポリイソシアヌレートフォームを一体化した屋根仕上げ材です。

また、表面材のエスジーエル鋼板には遮熱塗料が施されており、効果的に表面温度の上昇を抑えられることも特徴となっています。

この、優れた断熱性と遮熱性のダブル効果により、住宅性能を高め、室内空間の快適性向上や省エネ化の実現が可能となるのです。

「スーパーガルテクト」の本体葺きが完了したら、屋根の頂上部に棟板金を設置していく工程となります。

まずは、棟板金の下地材の取り付けから行っていきましょう。

棟部に捨てコーキングを打設し、その上に下地材の貫板をビスで留め付けます。

そして、今回、貫板には樹脂製のタイプを使用しています。

樹脂製の貫板は、雨水に濡れても腐ることがなく、釘やビスの固定力が長期にわたって維持できるので、棟板金の脱落や飛散といったトラブルを防止するには非常に効果の高い下地材です。

また、樹脂製の貫板を取り付けた後には、雨水の侵入を防ぐため、屋根材との取り合い部にコーキングを充填し、さらにスポンジ状の防水シーラーを貼り付けています。

この後、防水シーラーを押しつぶすように棟板金を被せて設置することで、強力な雨仕舞となります。

なお、次回のブログでは、最終仕上げとなる棟板金の設置工程について、その様子をご紹介したいと思います。

ぜひ、ご覧ください。

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