皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。

前回のブログでは、鹿嶋市の住宅にて実施している玄関ポーチ柱取り換え補修の既存ポーチ柱の撤去の様子をお伝えいたしました。

今回は、新たなポーチ柱を取り付けていく工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。

玄関ポーチ柱取り換え補修の新規ポーチ柱取り付け工程

今回、住宅の老朽化にともない、玄関のポーチ柱の取り換え補修を行っています。

以前行った現場調査では、既存の木製ポーチ柱が腐り、強度が低下してしまっている状況を確認しています。

玄関ポーチ柱が著しく傷むと、玄関の屋根の崩落を招く危険性を高めるとともに、住宅建物の外観を著しく損ねることにもつながります。

そのため、今回は、新たなポーチ柱との取り換えを行い、危険の排除と美観の回復を図っています。

なお、ポーチ柱取り換え補修は、前回、サポートのための仮支柱を設置して傷んだ既存ポーチ柱を撤去したところまでが完了しています。

既存ポーチ柱の撤去後には、引き続き、新規のポーチ柱を設置していきます。

新たに設置するポーチ柱は、以前の丸柱とは異なる角柱です。

まずは、丸ノコやノミなどを使い、ホゾと呼ばれる梁と接合する部分の加工を行っていきます。

ちなみに、梁側にもホゾ穴が設けられており、そこにホゾを差し込んでつなぎ合わせると、強く、安定した構造になります。

新規ポーチ柱の設置状況です。

ポーチ柱の床側には、新たな柱受け金物を取り付けています。

新規に取り付けたポーチ柱には、「背割り」と呼ばれる切り込みを入れています。

「背割り」とは、木材の乾燥、収縮による自然割れをコントロールするため、あらかじめ入れておく切り込み加工のことをいいます。

木材は、自然素材であり、一定程度水分を含んでいるので、乾燥する過程で生じる収縮やひび割れを防ぐことはなかなかできるものではありません。

そのため、あらかじめ背面に切り込みを入れ、そこに自然割れを誘発することで、構造上問題のある割れを防ぎながら、見た目をきれいに保つことが可能となるのです。

玄関ポーチ柱の取り換え補修が完了しました。

なお、次回のブログでは、これまで行ってきた一連の補修工事のビフォーアフターについて、ご紹介いたしますので、ぜひ引き続きご覧ください。

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