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今回は、鹿嶋市の住宅にて実施する軒天の張り替え補修の施工前状況と既存軒天の撤去の様子について、ご紹介したいと思います。

軒天の張り替え補修の施工前状況と既存軒天の撤去

今回、住宅の軒天に生じていた著しい破損の修理を行っていくことが決定しています。

ちなみに、今回の軒天補修は、「軒天に穴があいている」とのご相談をいただき、現場調査にお伺いしたことがきっかけで行うものです。

なお、以前行った現場調査の際には、経年劣化が原因と思われる多くの破損状況を確認しています。

軒天は、化粧合板が使われており、経年劣化により面材が剥がれ、また部分的に本体そのものが剥がれ落ちてしまっている箇所が複数確認できる状況です。

軒天がこれほど傷むと、風や雨が建物内に吹き込み、雨漏りや構造部の強度低下を引き起こす恐れがあります。

また、小動物が入り込んで巣をつくると、糞尿や騒音など、さまざまな被害へとつながる恐れがあるので、速やかに補修を行い、リスクを回避することが重要です。

軒天の張り替え補修にあたり、まずは、傷んだ既存の軒天の撤去から行っていきましょう。

軒天を留め付けている釘を抜きながら、化粧合板の軒天材をすべて取り除いていきます。

住宅の軒天は、日光が当たりにくく、湿気がこもりやすいところです。

そのため、木材の軒天は、腐れにつながりやすく、定期的に塗り替えなどのメンテナンスを行うことで、防水性を保っていく必要があります。

しかし、メンテナンスを行わないまま放置すると、腐れや破損から穴があいてしまうリスクを高めるばかりか、美観を著しく損ねる原因にもなります。

既存の軒天の撤去が完了しました。

この後は、新たな軒天材を張って仕上げていく工程となります。

ちなみに、軒天は、火事が発生した際の延焼防止という役割も果たすので、近年の住宅では、不燃材が使用されることが一般的となっています。

よって、新たに張る軒天材は、これまでの化粧合板とは異なり、不燃認定を受けた化粧スラグせっこう板を用いて施工する予定です。

なお、次回のブログでは、新規軒天材の張り施工について、その様子をご紹介したいと思います。

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