2024.12.29
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、つくば市の住宅にて屋上シート防水や金属屋根などに多くの著しい劣化症状を確認した現場調査の内容をお伝えいたしました。 今回は、前回の続きとなるALC外壁や目地コーキング、軒天などに対して行った調査について、その…
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
今回は、石岡市の店舗建物にて、外壁塗装工事のお見積りを作成するために訪れた現場調査の内容についてご紹介したいと思います。
このたび行う現場調査は、弊社が提携している不動産管理会社様より見積り依頼をいただいたことで実施しています。
以前は歯科医院だった建物の売却が決定しており、そのための外装リフォームを行うとのことです。
店舗建物の外壁仕上げ材は窯業系サイディングです。
窯業系サイディングとは、セメントや繊維を主成分とする板状に成型した外壁仕上げ材のことをいいます。
デザインやカラーが豊富で比較的低コストで施工できるなど、メリットが多いことから、住宅や店舗の外壁材として非常に高いシェアを占めています。
外壁は、全体的に色あせが進んでいるほか、チョーキングも見られるなど、塗膜の防水機能はかなり衰えている様子が伺えます。
チョーキングとは、紫外線の影響を受けて劣化した塗料成分の顔料が、粉状になって塗膜表面に現れる現象をいい、塗り替えを示すサインとしても知られています。
塗膜表面を擦ると、指先に白い粉が付着するので、誰でも簡単に判断できる劣化現象です。
玄関周辺の外壁は、広い範囲で塗膜が剥がれ落ちています。
窯業系サイディングは、表面塗装が防水機能を担っており、これが劣化して機能が衰えると、本体そのものが雨水を吸うようになります。
吸水した窯業系サイディングは、耐久性が低下して壊れやすくなるので、定期的に塗り替えを行っていくことが重要です。
ちなみに、一般的な窯業系サイディングの塗り替えの目安は10年程度とされています。
サッシ廻りや目地部に充填しているコーキングは、激しく劣化し、剥離や剥がれ落ちなどの症状が見られます。
コーキングの著しい劣化は、雨水を建物内に呼び込むリスクがあるので、早期に打ち替えを行う必要がある状況といえます。
過去に用いられていたコーキング材は、耐久性が低いものが多く、外壁塗装よりも早く傷んでしまうといったこともよくありました。
ところが、近年では、高性能なものも多く登場しており、打ち替えを行うことで、雨水の影響から効果的に建物を守ってくれます。
今回の現場調査では、店舗建物の外壁仕上げ材である窯業系サイディングに、チョーキングや塗膜剥がれ、コーキング切れなど、多くの劣化症状が確認できました。
また、これら以外にも、軒天やその他付帯部などの劣化状況を確認しているので、次回のブログにてご紹介したいと思います。
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