皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。

前回のブログでは、かすみがうら市の住宅にて実施している下屋根部棟取り直し工事の漆喰材「モルロック」を用いた土台部分の構築の様子をお伝えいたしました。

今回は、構築した土台の上に、以前取り外していた棟瓦を再設置していく工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。

棟取り直し工事の棟瓦再設置工程

今回、住宅の下屋根部において、「棟瓦が落下しそう」とのご相談をいただき、その修理のため、取り直し工事を行っています。

万が一、棟瓦が落下し、人や設置物、車などに接触してしまうと、重大な損害につながる恐れがあるので、絶対に避けなければなりません。

なお、今回の棟の取り直しは、わずか2ｍ程度と距離が短いこともあり、ガイドライン工法ではなく一般的な方法にて行っています。

そして、棟取り直し工事は、前回、既存の棟を解体した後、土台部分を新たにつくり直したところまでが完了しています。

棟の土台部分は、通常の漆喰よりも耐久性や防水性に優れる「モルロック」という漆喰材を用いて構築しています。

そのため、取り直し完了後は、長期にわたって棟を支え、そして雨水の侵入を強力に防ぐ効果が期待できます。

この後は、いったん取り外して保管していた棟瓦をあらためて設置していく工程です。

前回、「モルロック」で構築した土台部に取り外していた棟瓦を軒先側から被せていきます。

ちなみに、棟瓦には穴があけられており、以前、野地板にしっかりと留め付けておいた番線をその穴に通して固定します。

土台部分の漆喰材は、まだ硬化していないので、棟瓦を被せると、その形状にフィットします。

棟瓦を被せた後、漆喰材が硬化すると、瓦をしっかりと固定してズレや歪みなどを防止します。

すべての棟瓦を元の位置に再設置したら、番線をくくり付けて固定していきます。

この後は、三日月部分への漆喰詰めおよびコテ均し、そして隙間へのコーキング処理などを行い、完成となります。

なお、これら三日月部分や隙間などへ行った仕上げ処理の様子は、次回のブログにて詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。

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