2026.06.22
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、かすみがうら市の住宅にて実施している屋根棟瓦取り直し工事の施工前状況や下準備の様子などをお伝えいたしました。 今回は、棟瓦取り直し工事で最初に行った既存棟瓦の取り外し工程について、その施工の様子をご紹介したい…
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
前回のブログでは、かすみがうら市の住宅にて実施している屋根棟瓦取り直し工事の既存棟瓦の取り外しの様子をお伝えいたしました。
今回は、棟瓦の土台となっている部分を撤去する工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。
棟瓦を取り外してみると、漆喰のひび割れや剥がれ落ちが複数箇所で確認できました。
棟の漆喰は、瓦を固定して安定を保つだけでなく、棟内部への雨水浸入を防ぐ役割も担っています。
経年によって漆喰が劣化し、その機能が著しく低下すると、今回のような瓦の落下を招くだけでなく、雨漏りにつながるリスクも高まります。
また、こうした状況を放置すると、屋根の下地材や構造部分にまで水がまわり、修繕の規模が大きくなってしまうこともあるので、早めに対処することが重要です。
そのため今回は、既存棟瓦をいったん取り外し、漆喰や葺き土で構成された土台部分を撤去した後、新しい漆喰材で土台を再構築してから復旧する「取り直し工事」を行っています。
棟瓦の取り外しが完了した後には、続けて土台の撤去作業へと進んでいきます。
ハンマーやバールなどを使いながら、土台部分をはつり落としていきます。
劣化が進んだ土台は内部までもろくなっていることが多く、作業自体は比較的スムーズに進みます。
土台部分を撤去すると、中から桟木と呼ばれる細長い木材が出てきました。
この桟木は、棟瓦を固定する番線(鉄製の結束用針金)を仕込むためにくくり付けられていたものです。
勝手瓦を固定するために盛り付けられていた漆喰についても除去していきます。
勝手瓦とは、隅棟との取り合い部分へ納めるためにその形状に合わせて斜めにカットして使用する瓦のことです。
この部分は、納まりが複雑で通常の瓦と比べてズレが生じやすいので、野地板との間に漆喰を盛り付け、高さを調整しながら固定しています。
この漆喰も今回の取り直し工事にあわせてしっかりと除去し、新たに構築し直していきます。
土台部分の撤去が完了しました。
この後は、撤去した土台部分を再構築したうえで、棟瓦を復旧していきます。
なお、次回のブログでは、棟瓦を固定するための番線を野地板に仕込んでいく工程について、その様子をご紹介したいと思います。
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