2026.07.02
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、阿見町の住宅にて実施した屋根の現場調査の様子をお伝えいたしました。 今回は、現場調査の結果を受けて行う屋根カバー工事の足場設置工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。▼前回までのブログ・阿見町で…
パミールは、アスベスト屋根の使用規制にともなって開発されたノンアスベスト屋根材のひとつです。
しかし、当時はまだノンアスベスト製品の製造技術が発展途上であったことから、さまざまな課題が残っていました。
その影響で、経年とともに屋根材が層状にめくれ上がる層間剥離が生じやすいことが知られています。
こうした問題への対処には、既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せる「カバー工事」か、既存材をすべて撤去して新しい屋根材に張り替える「葺き替え工事」が必要です。
今回は、金属屋根によるカバー工事を行い、将来のトラブルリスクの回避と美観の回復を図っていきます。
なお、その屋根カバー工事は、足場を設置したところまでが完了しています。
足場の設置が完了したら、いよいよ屋根カバー工事の施工に入っていきます。
まずは、既存の棟板金や雨押え板金、そしてそれらの下地材の撤去から始めます。
棟板金の取り外し状況です。
屋根カバー工事は、既存の屋根を残し、その上に新しい屋根材を被せる工法ですが、施工前に屋根下地をできるだけフラットな状態に整えておく必要があります。
そのため、出っ張りのある棟部や壁取り合い部などの板金役物などは、あらかじめ取り外しておきます。
棟板金を取り外すと、その下地である貫板に部分的な変色が確認できました。
これは、雨水の影響を受けていたことが考えられます。
貫板が雨水を含んだ状態が続くと、腐朽が進んで徐々に固定力が低下するようになり、釘の緩みや抜け、さらには棟板金そのものが強風にあおられて飛散するリスクが高まります。
棟板金の飛散は雨漏りを招くだけでなく、近隣への被害につながる可能性もあるので、下地のコンディションは見落とせないポイントです。
貫板についても取り外しを行いました。
下屋根と外壁との取り合い部に設置されている雨押え板金は、一部が壁の内部へ入り込んでいるので、グラインダーなどでカットして取り除きます。
板金役物の取り外しを終え、下地が整ったら、防水シートを敷設し、金属屋根の施工へと順に進んでいきます。
なお、次回のブログでは、防水シート敷設工程について、その様子をご紹介したいと思います。
▼前回までのブログ
・阿見町でパミール屋根の調査、層間剥離や棟板金の釘浮きなどを確認
阿見町で層間剥離が生じたパミール屋根の改善を図るカバー工事の足場設置
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