皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。

今回は、鹿嶋市の賃貸住宅において、倒木による屋根の激しい損傷を確認した現場調査とその応急処置の様子などをご紹介したいと思います。

賃貸住宅の倒木による屋根の激しい損傷について

今回、現場調査を行うのは、倒木により屋根に激しい損傷を負った建物についてです。

建物は賃貸住宅であり、オーナー様より、補修工事のご依頼をいただいたことがきっかけとなります。

住人の方にお話しを聞いてみると、夜中に「ドカーン」と屋根の上に木が倒れてきて、かなりビックリしたとのことでした。

それでは、屋根に上がって調査を行っていきましょう。

大きな木が折れて屋根の上に寄りかかっている状態です。

これを取り除いて屋根の状況を確認していきます。

屋根の瓦は、多くが割れてしまい、折れた枝葉が散乱しています。

また、瓦が割れたことで下地が露出しており、すでに濡れてしまっている様子も確認できます。

瓦だけでなく、その下にある防水シートや野地板にまでダメージが及んでいる箇所も見られます。

屋根は、防水シートが機能している限り、瓦に損傷があったとしても、すぐに雨漏りが起こることはありません。

しかし、防水シートが破れてしまうと、それは直接的な雨漏りの原因となり得ます。

また、今回は、屋根構造の野地板にまで大きな穴があいており、直ちに雨漏りを引き起こす恐れがあることから、屋根修理の緊急性は非常に高い状況といえます。

その他、屋根の棟は、当初から瓦材が設置されておらず、なんばん仕上げとなっていましたが、倒木により一部が崩れてしまっています。

棟は、屋根面が接合する部分であり、問題が発生すると、雨漏りにつながるケースが非常に多いので、十分注意しておきたいところです。

オーナー様からは、火災保険を使用するとのことだったので、ひとまず、ブルーシートで応急処置を行いました。

その後、火災保険も認定され、修理を行っていくことが決定しています。

修理の内容は、瓦を部分的に取り外し、損傷している下地を補修した後、瓦を元に戻す、葺き直し工事となります。

なお、次回からのブログでは、屋根葺き直し工事の施工の様子をご紹介していきますので、引き続きご覧ください。

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