2026.09.28
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。 前回のブログでは、石岡市の雨漏りが発生した住宅にて実施している谷樋交換・屋根葺き直し工事の谷樋設置の様子をお伝えいたしました。 今回は、取り外していた瓦の再設置工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。 雨漏り修理…
瓦の葺き直しに際しては、棟部の解体も行っているので、これを積み直し、復旧していきます。
積み直しは、棟の土台に南蛮漆喰を盛り付け、その上へのし瓦を重ね、最後に冠瓦を被せて仕上げます。
なお、南蛮漆喰は、一般的によく使われる漆喰に特殊なシリコンや防水材を配合することで、耐久性や防水性を強化した改良型の漆喰材のことをいいます。
また、のし瓦は、棟の土台を数段にわたって積み上げるために使用する平らな形状の瓦であり、冠瓦は、その頂上部分に使用する半円状の丸瓦のことです。
棟部の隙間をしっかりと埋めるように南蛮漆喰を盛り付け、コテで丁寧に成形したうえで、のし瓦を設置していきます。
南蛮漆喰は、高い耐久性や防水性を発揮するだけでなく、密着性にも優れているので、瓦を固定し、安定性を高める役割も担うものです。
とはいえ、南蛮漆喰も経年とともに機能の衰えが生じ、これがズレにつながる恐れもあるので、ズレ落ちてしまわないよう、のし瓦どうしを銅線でくくり付けて固定しています。
さらに、のし瓦を積み上げていきます。
ちなみに、のし瓦は、適度な勾配をつけて設置することで、棟に降った雨を平部へと流し、雨水が棟内部へ浸入するのを防ぐ役割も果たしています。
そのため、のし瓦のつなぎ目は、上下で揃わないように配置することが重要です。
つなぎ目を意図的にずらして積み上げることで、そのつなぎ目から雨水が下段へと伝わった際に瓦の表面から外側へ流すことができるわけです。
こうして勾配とつなぎ目の位置に配慮しながらのし瓦を積み上げていくことで、見た目だけでなく、機能性の高い棟構造へと仕上がっていきます。
最後に冠瓦を設置し、銅線でしっかりと固定したら、積み直しの完成です。
なお、次回のブログでは、漆喰の詰め直し工程について、その様子をご紹介したいと思います。
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