皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
今回は、稲敷郡阿見町の住宅でコロニアル屋根に経年によるさまざまな劣化症状を確認した現場調査の内容についてご紹介したいと思います。
このたび行う現場調査は、他の訪問業者から「屋根がおかしくなっている」と指摘されたお客様が、不安になってインターネットで業者を調べ、弊社にご相談いただいたことがきっかけです。
今回、現場調査を行う住宅は、中古物件を購入された後、まだメンテナンスを行っておらず、また購入前のメンテナンス履歴についても不明とのことでした。
早速、屋根にあがって調査を行っていきましょう。
屋根の仕上げはコロニアルです。
コロニアルとは、セメントや繊維質などを主原料とする板状の屋根仕上げ材のことで、いわゆるスレート屋根の商品名になります。
広く普及している屋根材なので、スレート屋根そのものを指してコロニアル屋根と呼ばれることも少なくありません。
屋根勾配は4寸と、メンテナンスやリフォームも行いやすい標準的な勾配となっています。
コロニアル屋根は、全体に色あせが見られるなど、一見しただけで劣化が進んでいることがわかります。
コロニアル屋根は、表面塗装が防水機能を担っており、これが劣化して機能を損ねると、屋根材そのものが雨水を吸収するようになります。
また、コロニアル屋根は、わずか5mm程度の薄い材料であり、吸水や乾燥を繰り返すうちに、浮きや反り、割れなどのダメージが生じてしまうので、要注意です。
また、コロニアル屋根の表面には、多くの苔が生えて赤っぽく変色している様子が確認できます。
苔は、その胞子が空気中に浮遊しており、それが屋根や外壁に付着したときに生育しやすい環境にあると、繁殖することがあります。
生育しやすい環境とは、水分があることや直射日光があまり当たらないことなどが挙げられますが、劣化して水分を含み、そして日光の当たりにくい北側の屋根などは、まさに苔にとって都合のよい場所なのです。
軒先部分にも苔がどんどん成長しています。
苔やカビが広範囲に繁殖すると、見た目にもよくないばかりか、いつも水分を含んだ状態となるので、劣化を加速させる原因にもなります。
そのため、できるだけ早めにメンテナンスを行い、屋根を守る機能を回復することが重要です。
なお、次回のブログでは、今回の現場調査の続きとなる、棟板金の劣化状況についてご紹介いたします。
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