今日は、瓦職人さんが使用する道具に付いて、ご紹介いたします。
左側から順番に、トンカチ・スルメ・首吊りと言います。トンカチは、一般の物とは違いまして、片方が鋭くとんがって居ります。又、持ちて(柄)の部分には寸メモリがついて居ります。鋭くとんがっている部分で瓦に穴を開ける時に使います。
次の道具は、干したイカに似て居る事からスルメと呼ばれて居ます。スルメは、ナンバンを使用する場合に使用いたします。
次の道具は、大・中・小と3種類御座いますが吊り首と言いまして、漆喰工事の時に主に使用いたします。
この道具は、瓦を切断する時や小さい穴を開ける場合に使用いたします。
屋根の上で常時使って居ますので、瓦の工事の際には見て下さい。
この台は、ナンバンを袋ごと祖せて、カッターでナンバンを切り開きまして、そのナンバンをスルメで持ち上げて、所定の位置に運ぶ際に使うものです。個の台も屋根の上で使用して居ますので、工事に際には、毎回見るものですから見て下さいませ。
この袋が、ナンバンを詰め込んだものです。このナンバンには、黒と白色が有りまして、
黒は通常何処に於いても使いますが、白は漆喰の場面で使用されて居ます。
昔は、土を練って使用していたのですが、最近に置きましては、大変楽に成りました。
この写真は、銅線を撮影した物です。瓦は、釘や鉄線を使いますと錆が来て、瓦が割れますので、瓦職人は、絶対に銅釘や銅線でなければ使いません。
この事は、変え合職人が一番最初に親方から教わる大切な事です。
銅線を、左の写真の様に板切れに巻き付けて使用いたします。
上手な職人さんは、素手でこの銅線を切断いたします。
この写真は、瓦職人さんの道具とは見関係ですが、軒樋に詰まる枯葉を取り除く枯葉除けネットを敷き詰めた所を撮影致しました。
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